お疲れ様です。タケシです。
昨日は映画ドラゴンボール超ブロリーを観てきました!
前作の復活のFが個人的に全然面白くなかったのでだいぶハードルを下げて観に行ったんですけど、これが想像以上の大傑作でした!
以下、今回の映画で感じた個人的に良かった点、良くなかった点を書こうと思います。ネタバレバリバリするのでご注意ください。
良かった点
・脚本が前作に比べて大人向けになった
・上映開始直後から怒涛のドラマチックな展開に涙
今まではあくまで物語の裏設定としてぼかされていたサイヤ人とフリーザ軍の因縁を、「銀河パトロールジャコ」の単行本に書き下ろされたストーリー「放たれた運命の子供」を軸に映像化。過去から現在につながるシーンで往年のエンディングテーマCHA-LA HEAD-CHA-LAが流れた時は自然と涙が出ました。
・悟空の母親ギネとリーク
これもさっき言った書き下ろしストーリーで初登場した悟空の母親ギネがついに公式に映像化。声が悟空の奥さんのチチと同じ人だったのが面白かった。もし悟空とチチの間に女の子が生まれてたらその子もチチの声の人が演じてたんだろうかw
リークはバーダックの隣で宇宙船の運転してた坊主頭のサイヤ人です。パンフレットを買わないと誰だか分かんないですね。でもオレはこの名前を見たときに感動してしまったんだ。だってリークの名前の由来って絶対クリですよね?悟空の一番の親友はクリリン。相棒が親子揃ってクリじゃないですか!
バーダックに関しては情報が少ないのでたまたま今回同じ任務で一緒にいただけかもしれないけど俺は狙ったと信じたい。そう思った方が感動するから。
・ビルスとウイスがあまり出しゃばらない
復活のFは悟空とフリーザのバトル中にビルスとウイスが高みの見物を決め込んでいて空気読まずに飯食ったりふざけあったり、挙げ句の果てそれを見たフリーザがビビってたりで緊張感が微塵も感じられなかった。
でも今回はビルスはブラの子守でお留守番でウイスも出番はほとんどなかったので安心して見ることができました。
神と神の時のビルスとウイスは好きなんだけど復活のFの時のこの2人はただただうざいだけでマジで邪魔でした。フリーザのストーリーにギャグ要素は求めてないんだよ。ギニュー特戦隊はふざけてるのにくそ強いっていうギャップがより恐怖を引き立たせるキャラ付けだからありです。そのあと悟空にボッコボコにされるのも少年漫画として最高のカタルシスを得られるのでギニュー特戦隊は素晴らしい敵役でした。
・ジャコが出ない
これは大正解!復活のFでコイツを出したのは完全なる原作者のオナニー。まったくもって必要性を感じないです。鳥山先生はこのキャラが滑ってることを理解してるんだろうか?
上で説明した書き下ろしストーリー「放たれた運命の子供」にも銀河パトロールとジャコが登場してたので、こいつらまた出るのかなあ・・・嫌だなあと思ってたので、映画では見事にカットされていてすごく嬉しかった。
・ブルマ役の新しい声優さんが上手い
鶴ひろみさんからバトンを受け取ったブルマ役の新声優久川綾さんの演技が違和感なさすぎてやばかったです。鶴ひろみさんと同じ声が出せるわけがないんだからそこを批判してる人は勝手に一人で愚痴ってろと思う。
・出演キャラが厳選されていて無駄なキャラが出てこない。
今回の映画はとにかく見たいと思っていたキャラとシーンのオンパレードだった。復活のFの戦闘シーンは尺が長いくせに退屈で見ててつまらなかった。鳥山先生が、ここが今回の見せ場です!って言ってた戦闘シーンが一番つまらないという最悪の出来wパワーバランスの崩壊、特に綺麗でもない作画、どうでもいいキャラの冗長な戦闘。ドラゴンボールの終焉を感じずにはいられなかったけど今作は違いました。まさに頂上決戦て感じでずっと見てられた。男同士が殴り合ってるだけなのになんでこんなに面白いんだろう
・作画が綺麗
今回から作画監督が変わったそうです。最初に公開された悟空が如意棒を持ってる絵を見たときに、なんか好きじゃないなあと思ったんですけど戦闘シーンは日常シーンと比べて影の付け方などが変わっていてすごく迫力ある絵になってました。ブロリーとゴジータのバトルシーンに至っては素人にはどうやって作画したんだか見当もつかないくらい神作画でした。お世辞でもなんでもなく東映史上最高作画作品なのでは?
打撃にも最近のドラゴンボールにはなかった重みが感じられて昔のZを思い出しました。
・エンディングテーマがすげえカッコいい
今までのドラゴンボールにはなかったクールさがある。この曲を映画観る前に聴いて、なんとなくブロリーは死なないだろうなと思いました。勧善懲悪の結末じゃなくてもっと未来を見据えた希望を感じる結末になる気がする。この曲はそう感じさせてくれました。
復活のFのももクロは合ってなさすぎて心底落胆したけど今回で盛り返したね。ももクロが悪いんじゃなくてドラゴンボールにももクロをキャスティングした奴が無能すぎる。キャスティングした人ももクロが好きなだけでドラゴンボールそんなに好きじゃないだろ。もう二度とドラゴンボールに関わらないでほしい。三浦大知さんはこの曲で初めて知ったけどYouTubeのコメント見ると結構前から人気な人なのかな?今年の紅白に出場するらしいんでタイミング合ったら聴きたいです。
良くなかった点
正直あまりない。個人的にすこし残念だったとすると
・悟空とブロリーの因縁がなくなった
これは昔のブロリーの映画を見たことある人は思ったんじゃないかな。ブロリーといえば「カカロットーー!!!」の雄叫びが有名ですけど今作ではこれがなかった。今回の映画ではブロリーと悟空は完全に初対面で他方が片方に恨みがあるなどの感情は特にないから。それが少し物足りないかなぁと思ったけど、その設定が無くなったおかげで結果的にブロリーに救いのある結末にできたと思うし、より魅力的なブロリーというキャラを再構築できた。だからこれで良かったんだ。
・フリーザの願い
これは最初聞いた時は「ん!?w」って思ってしまった。このシーンで初めてこの映画ここから大丈夫か!?って心配しました。杞憂で良かったw
間違いなく鳥山先生のアイデアでしょうね。言いにくいけど復活のFからの鳥山先生のギャグはことごとく滑ってると思います。
・戦闘シーンで血の表現が一切ない
これは自主規制なの?それとももう今のアニメって流血の表現て禁止されてるの?あんな異次元バトルで一滴の血も流れないのは流石に不自然だと思った。
まとめ
総括すると今回の映画「ブロリー」は前作「復活のF」でダメだった部分をほぼ直してきたなと感じました。映画の感想と言いながら「F」の批判ばっかりになってしまった気もするけどそれくらい俺にとって前作はガッカリだったんです。「F」好きな人はごめんなさい。
フリーザへの悟空への対応の軽さ加減が前作からずっと気になってたんですけど、よくよく考えてみると悟空ってフリーザに対して本気で怒ったのってクリリンが殺されたときだけなんだよね。
宇宙の平和のためとか現実離れしたものじゃなくて、自分にとって一番の親友の死への怒りによって伝説の超サイヤ人に目覚める。
これこそが孫悟空っていうキャラクターであり、またそれが魅力なんだということに気づきました。
昔のドラゴンボール映画「地球まるごと超決戦」(Z初期の映画。超サイヤ人が未登場の映画では一番好き)で悟飯が
「お父さん・・・地球を守って・・」
って言うセリフがあるんですけど、それに対して悟空は「心配するな!」とか「任せとけ!」じゃなく
「地球はわかんねえけど、オメエはオラが守る!!!」
って答えるんですよ。
この映画は鳥山先生脚本ノータッチのはずですけど、孫悟空というキャラをとてもよく理解している素晴らしい脚本だと思います。
ブロリーは悟空よりも悟飯と気があうんじゃないかな。お互い戦うの本当は好きじゃないし。いい友達になれそう。
今後は悟空はブロリーと戦うために会いに来るんでしょうね。本当は戦いたくないのに悟空がしつこく「なあブロリーいっちょやろうぜ!?なあ!なあってば!」って言ってきて渋々付き合うけどしつこすぎてついにブロリーがブチギレて
「いい加減にしろーーー!!!!カカロットーーー!!!!!」
って待望の雄叫びをしてくれるときがくるかもしれないねw
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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