新卒物語

パワハラ 趣味

尊敬します

テレワークだろうとフルタイムで働いてるとそりゃあ疲れます。デスクワーク終わりの頭の中がぼんやりする疲労感。でも前職、前々職に比べると働いてるなーっていう充実感があります。転職する度に人生幸福度がどんどん上がっていってるのが不思議。

接客業からデスクワークの仕事に転職できたのが途轍もなく大きいと個人的には思ってる。今の世の中で接客業とかサービス業についてる人本当に尊敬します。俺なら精神崩壊してる。どう考えてもクズな生物に対しても媚びへつらわなきゃならんのだぞ!?駅とか街で見かけるDQNを対等な人間として扱わないといけないんだぞ!?頭おかしくなるわ。ほんと真面目な人ほど病むよ。人生観ひっくり返る。

ただ、例外として学生時代には一度は接客業・サービス業はぜひ経験しておいてほしいかな。短期でもいいからバイトするべき。一度でも接客業経験しておけば今後の人生、人に対して絶対優しくなれるよ。あとこの世には想像以上にクズが多いことも身をもって体感できるのでおススメ。

世の中の就活生のみなさん、接客業、特に家電販売員だけは絶対にやめておけ!病むぞ!(個人的な恨み100%)。

僕の闇のほんの一部

さて、そんな前置きをしたところで今日は僕のメンタルが一番どん底だった時期の話をしよう。三流大学を卒業してなんとか決まった就職先は東証一部上場企業の某家電量販店。この情報だけでだいたいの人は想像がつくだろう。

一週間ほどの新人研修を終えて実家近くの小さな支店に配属されて僕の新社会人生活は幕を開けた。まあ器用な方ではないけど真面目に仕事してればなんとかなるだろう。そんな淡い期待を持って働き始めた22歳の春。

僕が人生において確信していることが一つだけある。

働くことにおいて最も重要なのは人間関係であるということ。

実際、よほど激務でもない限り職場で円滑な人間関係を築くことができれば仕事というものはだいたい続けられるし辞める理由もないと思う。

逆に職場の人間関係が劣悪である場合はどんな仕事内容であろうといつか必ず破滅を迎える。それは退職という形かもしれないし最悪の道を選択する人もいる。真面目な人ほどそっちに引っ張られる。

配属初日、店舗裏の事務所に入り今日からお世話になる店長に挨拶をした。

無視された。

店長は僕に対して背を向けて、そのまま振り返ることもなく黙々とデスクワークを続けた。

店長は僕を初日から徹底的に無視した。僕が仕事でミスをした時だけ意識を向けた。配属初日から一か月間ほぼ毎日インカムで罵倒された。罵倒するだけで肝心の仕事は何一つ教えてくれなかった。周りは誰も助けてくれなかった。というかむしろ僕が苦しんでいるのを遠めから見て嘲笑していた。

こんなこともあった。僕の入社した家電量販店は配属された新人に対して先輩社員がコーチャーとして面倒を見てくれる制度があり、半年間交換日記のようなやりとりをすることになっていた。交換日記3,4日たった頃だろうか。僕の書いたレポートを読んでコーチャーである先輩社員は言った。

めんどくせえなお前

半年続くはずの交換日記は3日坊主で一方的に終わりを告げた。

そして、これは僕だけではなく全スタッフに対してだったけど、僕の配属した店舗では残業してしまったら勤怠を押す前に「店長、調整をお願いします」と報告するのが暗黙の了解になっていた。調整というのは就業時間の調整。残業時間を店長が消す作業。つまり調整という名の改ざんがまかり通っていた。なぜこんなことをするのかと疑問に思ったけど、従業員の残業時間が少ない方が本社からの店長への評価が上がるかららしい。店長の評価と引き換えに僕たちの一日数時間の残業は消えていった。残ったのはただ働きの重労働。

店長はまだシフトの退勤時間の数時間前なのに「用がある」と言って帰ることが多かった。店長はパート勤務のお局様にだけ帰る理由を話した。

子供が傘を忘れて駅で迎えを待ってるから

ディーラーから車の納車の連絡があったから

そんな理由で午後7時あがりなのに3時間前の午後4時に帰るのかと呆れた。早上がりしたにもかかわらず店長は数字上だけは閉店8時まで出勤したことになっていた。店長は自分の勤怠時間も理想通りに調整していたのだった。

店長以外のスタッフは全員諦めていた。僕以外の店員はみんなベテランで仕事も慣れていたので残業しないですむ仕事量も心得ていて、自分に被害が及ばない限り異議を唱える人はいなかった。

そんな店長がある日、今まで見たことない笑顔を振りまいて特に意味なくカートワゴンを押して歩く姿があった。その目線の先にはスーツを着た壮年の男性が立っていた。本社からの店舗監査だった。店長はえびす顔のように顔をくしゃくしゃにしてニコニコしていた。監査の偉い人もニコニコしていた。その隣でお局様もニコニコしていた。みんなニコニコしていた。

弱者を見下し強者に媚を売る姿。なるほど、店長のような人こそ組織の上に行く人なんだと僕は思った。

今でこそ皮肉のように書いたけど、この当時の僕はもうほとんど精神がぶっ壊れていた。社会はこういうものなんだから店長を見習わないといけないとさえ思っていた。

配属されてからちょうど一か月経ったころ、僕は早番上がりの退勤間際に店長から事務所へと呼び出された。事務所に入った僕のことを店長はゴミを見るような目で見ていた。一瞥した後、店長は静かに口を開いた。

新卒で配属されて今日でちょうど一か月経ちました。その間キミの仕事ぶりをずっと見ていた。結論を言うと君がなんで採用されたのか意味が分からない。ここに君がいる意味が分からない。

僕は直立不動で黙って話を聞いていた。

キミは友達いないだろ?君の仕事ぶりを見ていてそう思ったよ。なあおい、いないだろ?

・・・多くはないと思います

そんなお前がここで俺と話してることがクエスチョンなんだ。なあ、なんでお前ここにいるんだ?クエスチョンなんだ。教えてくれよ

・・・わかりません・・・・すいません・・・

帰宅後、僕は動けなくなった。うつ伏せのまま起き上がりたくても動けなくなった。会話をしようにも言葉が口から出なくなった。かろうじて発声だけはできるようだったので深夜までずっと「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・」とうめき声をあげていた。

父親が僕の体を起こしてお茶を出してくれた。僕はうめき声をあげながらふと父親を驚かしてやろうと泣きまねをした。

堰が切れた。

泣きまねのはずなのに嗚咽と涙がとめどなく溢れた。あんなに泣いた日はなかった。あんなに嗚咽した日はなかった。物心のない赤ん坊のときに泣き喚いて以来だろうと思うくらい泣いた。泣けて泣けて仕方なかった。

俺の人生は終わった

本気でそう思った。

その日から僕は人生を諦めた。ある日、線路上で身動き取れない自分と電車が激突して死ぬ夢を見た。僕はその瞬間の感情を今でも覚えている。

やった・・・これで終われる・・・

心底嬉しかった。目覚めて夢と気づき現実に絶望した。

絶望していても夜は明ける。今日も仕事が始まる。

ある日の仕事終わり、僕の顔色がよっぽど酷かったのか、コーチャーだった先輩社員が珍しく話しかけてきた。

大丈夫か?元気ないみたいだけど

あ、大丈夫です。もういろいろ諦めてるんで

なんだテメエその言い草はよお!!俺たちが悪モンみたいじゃねえか!!ああ!?

あ、すいませんすいません、全部僕が悪いです。僕はクズです

その日も長時間残業、残業は改ざんスッキリ0。明日も早番閉店まで。

終わり

闇を吐き出し続ける男

重くなるだろうなと思ったら予想の3倍くらい重かった。

一応言っとくけどこれ全部本当だからね。人生のトラウマとして脳裏に焼き付いてるから思い出しながら書きました。

ちなみにこの店長は後日新しく来た副店長に刺されて内部告発されてめでたく左遷されました。その後配属された新しい店長はまともな人だったよ。普通なのに前のがクズすぎて超善人に見えた。

この店長と副店長なら続けられそうだと思った矢先に俺が異動になった。数か月前に出した人事希望がこのタイミングで叶いました。おせえよ(笑)。

新店舗に来てからは本当に前の店と同じ会社なのかと思うくらいちゃんとしてました。これで俺の人生も上向くぜー!っと思ってたんだけど全然そんなことはなかった。

とまあ長々話したけど

単にお前(タケシ)が使えない人間だっただけの話じゃない?

って言うツッコミにはぐうの音も出ません。うるせえ!みんな大嫌いだ!!


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