レオリオの魅力について語りたい
ハンターハンターという大好きな漫画があります。読者の虚をつき裏をかく変幻自在のストーリーテラー冨樫義博先生の超人気漫画。その魅力あふれる世界観は年単位での超長期休載をしても許されてしまうほどの面白さです。
そんなハンターハンターの物語の中で僕が一番好きなキャラクターがレオリオという人物。一般的な人気で言えばキルアとかクラピカが首位を争うんですけど僕の中では断トツでレオリオが好きです。
ハンターハンターのキャラクターの中で一番の読者目線に近い考えを持っている常識人だと僕は思ってます。
レオリオは法外な手術代を払えずに死んでしまった友達と同じ病気で苦しむ子供を無料で治してあげられる医者になるためにハンターを志した心優しい青年です。
十二支んへのスカウト時のチードルの発言から、おそらくですが国立医大にも無事合格しているようです。猛勉強の賜物ですね。
また、学力だけではなく、バテバテになりながらも80Km以上の長距離マラソンもクリアできるほどのスタミナと、8tの扉も一人で開けられるほどのパワーも併せ持っています。
これだけ見ると十分すごい奴なんだけど周りが化け物だらけであまり目立たないという不憫な立ち位置(笑)。
ただ、僕が思うレオリオの魅力は頭の良さとか強さとかそういうところではなくて「普通っぽさ」にあると思ってます。
目の前の困っている人を放っておけなかったり、自分の命よりも仲間の命を優先したり、初対面の人とすぐに打ち解けられたり、さりげない心配りができたり、仲間のために本気で怒ったり、悲しんだりできる人。
人として一番大事なモノをもっている気がします。
もし、ゴン・キルア・クラピカ・レオリオの4人組から誰かひとりを選べと言われたら絶対にレオリオがいいです。レオリオ以外の3人はキャラクターとしてはとても魅力的なのですが、どこか人としての常識とか倫理観が狂ってしまっているような怖さを感じるんですよね。
僕はセンリツがレオリオの心音を評したこのシーンが大好きです。
あなた・・・ホッとする
ゆるやかで 広がりがあって あたたかい音
この街で会った誰よりもいい心音がするわ
ハンターハンター13巻より
「そう!そうなんだよ!」って連載当時センリツの言葉に激しく同意したのを今でも覚えてます。
だから鬼滅で炭治郎が1番好きなのかも
似たような表現で思い出されるのが、僕が今一番好きな漫画である「鬼滅の刃」のこのワンシーン。物語の主人公である竈門炭治郎は、心音で人の気持ちを読み取ることができる善逸からこう評されています。
炭治郎からは
泣きたくなるような優しい音がする
今まで聞いたこともないくらい
優しい音だ
鬼滅の刃 4巻 善逸のモノローグ
僕はいまだにこのシーンの炭治郎の表情を見ると何故かわからないけど泣きそうになります。表情だけで切なさがダイレクトに心に刺さってくる感覚。原作者の吾峠呼世晴先生は感情を顔の表情で表現するのが上手すぎる。
余談だけどこのあとの善逸のモノローグ
俺は 自分が信じたいと思う人をいつも信じた
鬼滅の刃 4巻 善逸のモノローグ
このモノローグもめっちゃいいよね!
これは僕の偏見だけど、冨樫先生はキャラクターを計算で描いてるけど、吾峠先生は天然で描いている気がする。
それにしても・・・吾峠先生の描く線ってなんでこんなに色気あるんだろ。もうこれは持って産まれたセンス、天性としかいえないですな。
というわけで、なんか書いてて何が言いたいのかよく分からなくなっちゃったけど僕がハンターハンターと鬼滅の刃になぜかシンパシーを感じてしまうのはこういうキャラクターの造形の深さとか感情を揺さぶられる表情の描き方にあるのかなーと思って書いてみた記事でした。
感謝
2020年5月現在。初めてブログランキングで50位以内に入ることができました。読んでくれてる皆さんのおかげです。ありがとうございます。
これからもドラクエに縛られることなく、その日書きたいと思ったことを自由に楽しく書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
ちなみに明日から仕事なのでペースが戻るまでの間の更新は遅延、もしくは不定期になると思います。書きたいけど書けないって感じになりそう。
それではまた。
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