映画「君たちはどう生きるか」感想

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クソ記事
君たちはどう生きるか

※ネタバレあり&ほぼ否定的な意見です。

先ほど映画見てきました。Twitterだとネタバレになるのでここに書く。

結論からいうと面白くなかった。作画はさすがジブリって感じで冒頭の火事のシーンから「すげー!」と思ったし、主人公がイケメンと確定した瞬間はこの映画勝ち確と思った。のに肝心のストーリーが全然面白くなかった。宮崎駿監督作品じゃなかったら途中退席してたレベル。

終始監督の見てる夢の中を映像化したような支離滅裂な内容でした。

人が見る夢ってだいたい支離滅裂だし起きた後あんまり覚えてないもんだけど、よりによって夢見た人が超天才だったせいで内容全部鮮明に覚えてるししかもそれを紙の上に完璧に具現化しちゃったみたいな感じ。

これ宮崎駿が書き起こしたイラストボードを誰も文句言わずそのまま脚本化したんじゃないか?

音楽も久石譲だから当然良いんだけど、今回思ったほど耳に残る曲が少なかったような…。エンディングの米津玄師も普通に良かったと思う。けど過去のジブリ作品のエンディングと比べるとやはり物足りなかった。

タイトルそのまま使った原作小説「君たちはどう生きるか」も主人公の母親が主人公に贈った本としてストーリーに少し出てくるけどこんな小さい扱いだったら出さなくてもよかったんじゃね?と思った。

公開前に唯一情報出してた鳥の絵。あれサギじゃねえか(ダブルミーニング)。映画見る直前まで絶対鳥の皮かぶってる狩猟民族系のイケメンだと思ってたのに。まさかデカいチンコみたいな赤鼻オヤジの人面鳥だとは思わないじゃん。これジブリ単独出資じゃなく従来の製作委員会方式でやってたら十中八九ボツだったと思うぞ。

だからこそ、これは見た後だから言えるけど、公開前に唯一の情報としてのあのイラストを宣伝に使った鈴木敏夫はやっぱりプロデューサーとして天才だと思う。あのイラストのワクワク感やばかったもん。「期待させる」という一点では満点。

ただそれも公開後はSNSに映画を見た人たちの評価が洪水のようにあふれ出すからメッキが剥がれるのは時間の問題だわな。

やっぱり制作期間って必ずしも長ければいいものではないんだなとあらためて感じた映画でした。繰り返すけど作画は神レベルです。

ただ、一つだけ。

一つだけストーリー中ですごく感動したことが。それは宮崎駿監督が自分にとって(おそらく)最後の作品になるであろう映画のヒロインに選んだのが主人公の母親だったこと。。

なんだよ…結局ぼくはお母さんのことが大好きって伝えたかっただけなんじゃないかこの映画。今世でお別れした後もずっとずっとお母さんに会いたかっただけなんじゃないか宮崎駿…と映画を見ながら少し込み上げた。(個人の勝手な感想です)

てなわけで面白かったらTwitterで一言「面白かった」で済まそうと思ったんだけど想像以上に面白くなかったので心のモヤモヤを解消するためにここに書いた。

やっぱり人を動かす1番の原動力は怒りなんだなとあらためて思った(急に鬼滅語録使うオタク)。

超天才の支離滅裂な夢の中を鑑賞しに行くって気持ちで見に行くとちょうどいいかもしれません。

おわり

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