鬼滅の刃第151話感想

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鬼滅の刃第151話「鈴鳴りの雪月夜」

父と子、歩んだ道は確かにそこに。

表紙は雪月夜を共に歩く炭治郎と父・炭十郎

戦いの間、蘇る記憶

父は植物のような人だった

感情の起伏が殆ど無い人でいつも穏やかだった

病死する直前でもそれは少しも変わることがなく

父を思う時一番に浮かぶのは 柔らかな笑顔と

川の細流(せせらぎ)のように落ち着いた声だ

炭治郎「父さんはヒノカミ神楽を舞う時何を考えてるの?」

一年に一度 年の初めに代々竈門家が行ってきた神楽は

日没から夜明けまで延々と続ける過酷なものだった

全部で十二ある舞い型を夜明けまで何百何千何万と繰り返す

炭治郎「もし父さんが辛かったら来年から俺が代わるよ 父さんの体が心配なんだ」

炭十郎「ありがとう炭治郎 でも父さんはここ数年神楽が辛いと思ったことはない」

炭十郎「不思議なもので お爺ちゃんに神楽習ったばかりの頃は 今より若く健康で力もあったのに 息も絶え絶えになって辛かった」

病床で藁草履を編みながら語る炭十郎

炭十郎「単純に無駄な動きが多かったんだろうと思う 大切なのは正しい呼吸と正しい動き 最小限の動作で最大限の力を出すことなんだ」

炭十郎「そうすると だんだん頭の中が透明になってくる」

炭治郎「透明・・・」

炭十郎「初めのうちは覚えなければならない 動きや感覚を 拾わなければならない」

炭十郎「五感を開き自分の体の形を血管の一つ一つまで認識する この時は本当に苦しい このまま踠き続けても先が行き詰っているとしか思えない」

炭十郎「たくさんのことを覚え吸収した後は必要でないものを削ぎ落とす その動きに必要なものだけ残して閉じる」

炭治郎「閉じる?」

炭十郎「人はよく聞こうとする時目を閉じるだろう? そういうふうにその瞬間最も必要なものを選びとっていくんだよ」

炭十郎「やがて体中の血管や筋肉の開く閉じるをまばたきするように速く簡単にこなせるようになる その時光明が差す 道が開ける」

炭十郎「頭の中が透明になると”透き通る世界”が見え始める しかしこれは力の限り踠いて苦しんだからこそ届いた”領域”」

炭治郎「俺もそこに行けるかな?」

炭十郎「弛まぬ努力を続ければな」

そう言いながら炭治郎の頭を優しく撫でる炭十郎

炭十郎「ほらできたぞ」

炭治郎「ありがとう」

炭十郎から出来上がった藁草履を受け取る炭治郎

父が病死する十日前 熊が人を襲って喰う事件がひとつ向こうの山で起きた

家の周りに篝火(かがりび)を焚き 鈴のついた縄を張り巡らしていた

雪の夜 寝静まった竈門家

何かに気づき目を覚ました炭十郎 

目線を家の外に向ける炭十郎

炭十郎「炭治郎」

炭治郎「・・・ん? はい」

炭十郎「ついて来い」

炭治郎「?」

雪月夜 巨大な熊と対峙する炭十郎の絵

立ち上がった熊は九尺はあろうという巨躯だった

人間を六人喰い殺した熊だ

熊は鈴縄の向こう側にいた 鈴を鳴らさぬうちから父は気配に気づいたらしい

病気の父は斧一本で熊と対峙していた 家には猟銃がない

炭十郎「腹を空かしているのは気の毒だが それ以上こちらに来るのは許さない」

炭十郎「俺の家族に危害を加える物は 何人であろうと容赦はしない 警告をきかない場合 命を奪うことにしている」

炭治郎(父さん 父さん どうしたら 俺は何をすればいい?)

怯えるだけで何もできない炭治郎

静寂と時が流れる・・・・・・・・

熊「グオオ」

チリ(鈴縄の音)

リィン

人間の胴体ほどの太さがある熊の首が鈴の音と共に コトンと落ちた

目では見えなかったけど多分父はまばたきの間に二回切り込んだと思う

そうでなければあの斧の幅で首を落とすのは不可能だ

父の匂いは少しも揺れなかった

熊の首を切る前後で恐怖もなく怯みもせず 殺気も放たず ただいつも通り植物のような気配の父がそこにいた

炭十郎「ちゃんと見たか」

炭治郎「見た み 見たよ 父さん だい 大丈夫?」

炭十郎「大丈夫だ 今見たことを忘れるな」

父は自分の力をいたずらにひけらかす人ではない 後になって気づいた あれは

見取り稽古をさせてくれたんだ

透き通る世界”が見える父さんの体捌きから俺が学べるよう

父さんもお爺ちゃんも曾お爺ちゃんも きっと同じように

炭十郎「絶対に諦めるな 考え続けることだ どんな壁もいつか打ち破る 弛まぬ努力で」

わかってる父さん だからあの時

猗窩座の吸い付いて来るような あの不可避の一撃を躱せた

多分あの一撃は俺の命を完全に奪うものだった 

義勇さんと代わる代わる技を出し 一瞬の休息を取りつつ 致命傷になるような一撃からは庇ってもらっていたけど あの瞬間は義勇さんでも間に合わなかった

だけど無理かもしれないとは あの時なぜか思わなかった

一瞬だけ感じたんだ 一瞬だけ入れた

あの世界

”透き通る世界”

体が透き通って見えた

半天狗が自身の心臓に隠れていた時も同じだった

見えたのか嗅いだのかはわからない

回避 それだけに集中して他の感覚は閉じた

未だかつてないほど体が速く動いた

ごめん伊之助 あの時否定してしまったけど多分お前は正しかった

急げ 義勇さんが相手をしてくれているうちに

これを使いこなして猗窩座に勝つ!!

見出した勝機——!!

次号巻頭カラー!!

感想

植物のような人間って聞くとジョジョの吉良吉影を思い出しますね。極力目立ちたくないけどやるときはやるキャラっていうのは味方で敵でも魅力的です。

九尺は約2.7mだそうです。日本に生息するツキノワグマの大きさが200〜230センチ、ヒグマは140〜280センチですからヒグマかな?

んー?でもヒグマは北海道にしかいないよね。

青函トンネルができたのは1988年だし、(まだ31年!)炭治郎が鬼狩りの仕事で東京の浅草まで行くまでに船を使ったような描写はないので炭治郎の家は本州だと思います。

ツキノワグマの中でも超大物の熊ですね!

透き通る世界

吾峠先生は相変わらず言葉の表現が美しい。来週もきっと美しいぞ。

なんか難しいけど透き通る世界の解釈って要するに

えるな 感じろ

ってことでOK?

来週もうちょっと説明してくれるのかな。

スターウォーズのフォースみたいな「なんかすごい力」みたいなフィーリングでしか理解できてないんですけど(笑)。

猗窩座曰く「至高の領域に近い」と言っているので、煉獄さんほどの人でも透き通る世界にはたどり着けてないってことか。

炭治郎が呼吸で止血しようとしている時、呼吸の流れが目で見えているような言い方だったのでなんとなく見えるレベルだったのかもしれません。

そんな至高の領域に踏み込んでいた竈門家の祖先て本当にただの炭焼きだったの?何者やねん。

炭十郎の病気は何かの伏線かもしれません。日の呼吸を使う反動?

アニメ新情報

第2弾PV公開!!

うーーーん・・・・PVで流れた歌がOPですよね?・・・・

なんか合ってなくない?

初めて鬼滅アニメの新情報でちょっと不安になったかもしれない。

最近のスタイリッシュな感じのOPじゃなくてちょっと泥臭い感じの熱いOP曲を期待してました。

いや!でもきっとOPアニメーションと一緒に聴くとまた違うかもしれません。

それ以外はマジで最高ですね。傑作になる予感しかないです。

個人的には早く何クールアニメなのかが知りたいんですけど情報まだかな。

映画のチケットは買ったけど1日の上映時間とか回数も良くわかんないし見にいけるかな?

平日午後7時以降も上映してくれれば仕事帰りに見にいけるんだけど。

もしかして鬼舞辻無惨の声優は上映当日まで秘密な感じで行くのかい?

まあまだ明日があるけど、そうだったら嬉しいな。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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