Prologue
昨年より職人に目覚めたタケシ。
しかし彼は自身の職人の道に限界を感じていた。
ギルドマスター…やっぱりおれには職人の才能がないね…
バカなことを言うんじゃない
タケシ…君の実力はまだそんなものじゃないだろう
うそだ!
自分のことは自分が一番よく分かってる!
おれはもうこれ以上先に進めないんだ!
そんなことはないぞ。
今日はそんなお前のためにグランドマスターが来てくれたんだぞ
…グランドマスター?
Chapter
いやあ~~~
タケシくゥん
あ…あなたがグランドマスター!?
グランドマスターだよォ。
ギルドマスターより偉いの?
はっはっはっはっは(笑)
ギルドマスターより偉いかだってェ?
…はい
ギルドマスターは少しの努力で誰だってなれるんだよォ?
グランドマスターというのはね…
武器職人を経て…
さいほう職人を経て…
経て…
経て…
経て…
全ての職人を経られる人間だけがなれるんだよォ?
・・・
問題はね・・・
経つづけられるかどうかなんだよォ?
ぼくもいつかグランドマスターになれますか?
経つづければ…ね
・・・・・
今の君に必要なのはね、
ギルドマスターからの依頼を経て職人としての腕を磨くことなのだよ?
!!
タケシ…グランドマスターのおっしゃる通りだ
ふふ・・さあ今日の依頼を頑張ってくれ・・
う、うん。
わかった!
おお!
グランドマスターと話したらいきなり大成功だよ!!
チッチッチ…(指を掲げながら)
そんなものは大成功と呼ばないな…
経て…
経て…
経て…
経つづけられるかどうかなんだよォ?
・・・・・・・・
タケシくん
職人もストーリーも同じなんだよ。
経つづけていなければ今も君は故郷の村に佇んでいたはずだ
しかし君は自分の意志で故郷の村を経て、5大陸を経て、レンダーシアを経て・・・
・・・このままいくとネタバレを経てしまいそうだ・・・(ニヤリ…)」
・・・・・・・・
しかしドラクエ10も経たねぇ~…
・・・・・・・・・
おっと危ない。
今回想を経てしまいそうだった・・・
・・・・・・・
しかし…私も経たなあ・・・
・・・・・・・
目尻のあたりがだいぶ経たなあ…
・・・・(マスクで分かんねえよ)
タケシくん!
職人はね、経る職人と経られる職人の二種類に分かれるんだよ。
・・・はい。
君にはね
経られたい職人№1になってほしいな!
・・・はい。
Epilogue
人生って辛いこと、面倒くさいことの繰り返し。
本当に嫌になる。
けど、みんな経つづけるんだよ。俺もなんとか経るつもり。
グランドマスターとの約束だよ。
おわり
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