第一回ミツバチ
はい、第一回の放送がついに始まりました。
今回はミツバチの生態を見ていきましょう
はい。
博士、今日はよろしくお願いします。
あ!博士、さっそくミツバチが花壇のまわりに集まってます
かわいいですね。
若干ミツバチと疑わしき昆虫も混じってますが無視しましょう。
むし(虫)だけにです
ミツバチたちが花壇のまわりを飛び回り始めましたね
ミツバチは花から花へと飛び回り、せっせと巣箱へ持ち帰る食料を調達すると同時に、カラダ中に花粉をくっつけて、植物の再生に欠かせない「受粉」という大きな仕事を請け負っています。その報酬として花からごくわずかな蜜と花粉をいただいて食料にしているのですから、健気というより、神聖という言葉がふさわしいですよね。
あ!博士!ミツバチが攻撃されてます!
あれは一体。
あれはハチ駆除の業者ですね。おそらくこの土地の所有者が雇ったのでしょう。
ミツバチは基本的に人を刺すことはあまりないおとなしいハチですが、巣ができた場所によっては汚染被害や別の害虫による被害のリスクがありますので致し方ありません。
おらーーーー!!!
俺らの聖域に入ってくんじゃねーーー!!!
ミツバチなめんなーーー!!!
博士、ミツバチたちがものすごく攻撃的になってますね
自分たちの巣を守るため至極当然の反応でしょう。
ただ、基本的にミツバチは一度刺すと死んでしまいます。
なのでいきなり刺してきたりはしないんです。
くそ・・
死ぬ前にもっと花のみつを吸いたかった・・・
どうしてこんなことに・・・
博士、次々にミツバチが駆除されていきますね
まあ所詮はミツバチですからね
どれだけ抵抗しても人間に敵うはずありません。
和解しましょう!
これ以上やられたら絶滅してしまう
かあちゃあああああああん!!!
博士、ミツバチが駆除業者に対して和解を求めてますよ
これまでの研究でミツバチにはある程度の意識があることを示唆する証拠が集まっているそうです。
それだけでなく感性を持ち、感情があると思われる行動を示すともいわれています
ハンターハンターのキメラアントを彷彿とさせますね。
まあでも駆除業者も仕事で来てるわけですからね
和解を受け入れるわけにはいきません
人とハチとなにが違うのか?
ネテロ会長も同じ気持ちだったと思います。
今となっては確かめようがありませんが
ちょっと今回の趣旨とずれるからそこらへんでストップです
ちくしょー!!!万事休すかーー!!!
こうなったら最後の手段!!!
蒸し殺してやる!!!
あ!ミツバチがまるでおしくらまんじゅうのように群がっています!
これぞミツバチの必殺技
「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」です!
なんですかそれ!
めっちゃカッコいい!
少年漫画っぽい!!
ミツバチがスズメバチに対抗するときに使う大技です。
ミツバチは蜂球でスズメバチを取り囲みます。取り囲んだうえで羽根を震わせ、摩擦熱で蜂球の中を高温状態にするのです。60分もするとスズメバチは死んでしまいます。
なんと!ミツバチにそんな能力があったんですね!
全然知りませんでした!
ただ人間相手にこの必殺技がどこまで通じるかは未知数です
ここからの行動は要チェックですよ
はい!
・・ってあれ?
なんかハチと業者お互い動きが止まりましたよ
どうやら今日の労働時間はここまでのようですね
残業なしで定刻通りきっちり退社できるなんてすばらしいホワイト企業です
私もカマキリじゃなくてハチに転生したくなりました
ぼくも助手やめて害虫駆除の会社に転職しようかな
博士、今日はどうもありがとうございました!
いえいえこちらこそ
今後もともにアストルティアに生息する未知の昆虫を探求していきましょう
というわけで「アストルティアの昆虫すごいぜ!」第1回ミツバチをお送りいたしました。
それでは今日はこのへんで
またお会いしましょう。さようなら!
みんなも昆虫ゲットじゃぞー!
おわり
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